エアプランツ(チランジア)は、世界に600種類以上も存在する多様な植物です。
同じ「土のいらない植物」でも、種類によって形・色・育て方がまったく違います。
この記事では、初心者でも育てやすく、見た目も楽しめる人気のエアプランツ4種類をわかりやすく紹介します。
1. イオナンタ(Tillandsia ionantha)

エアプランツの代表格といえば「イオナンタ」。
手のひらサイズで育てやすく、環境への順応力が高い品種です。
- 葉は細く、緑〜赤〜オレンジに色づく
- 開花期には中心が鮮やかに紅く染まり、紫の花を咲かせる
- 初心者に最もおすすめ
💡人気の亜種:
- イオナンタ・フエゴ(赤色が強く、発色が美しい)
- イオナンタ・ルブラ(緑と赤のコントラストが鮮やか)
2. ウスネオイデス(T. usneoides)

「スパニッシュモス」とも呼ばれる、垂れ下がるタイプのエアプランツ。
天井や流木から吊るすと、ふんわりとした緑のカーテンのようになります。
- 土不要・吊るすだけで育つ
- 乾燥に弱く、霧吹きを毎日してあげるのが理想
- 清潔感のある空間演出にぴったり
3. テクトラム(T. tectorum)

“白いフワフワの妖精”のようなエアプランツ。
葉全体がトリコームで覆われ、雪が積もったような質感です。
- 強い日差しと風を好む乾燥タイプ
- 水やりは控えめでOK
- 存在感があり、写真映えする人気種
4. ドゥラティ(T. duratii)

長くカールした葉が優雅に伸び、花期には香り高い花を咲かせる人気品種です。
最大の魅力は、香りのある紫の花を咲かせること。
花期には甘くスパイシーな香りが漂い、観賞価値も非常に高い品種です。
- 明るい場所を好む乾燥型エアプランツ。
- 週に1〜2回を目安に、霧吹きまたは短時間のソーキングを行います。
5. まとめ|お気に入りのチランジアを見つけよう
エアプランツは、種類によって姿・色・質感・育て方がまったく異なります。
同じ環境に並べても、それぞれ違う表情を見せてくれるのが魅力。
まずは「イオナンタ」「ウスネオイデス」のような代表種から始めて、
慣れてきたらテクトラムやドゥラティなどの個性派にも挑戦してみましょう。
自分の部屋やインテリアに合う“お気に入りの一株”を見つけて、
飾って育てる楽しさをぜひ味わってください。