ホヤの育て方:つる性植物の魅力とは

ホヤは肉厚の葉とつるの伸びる姿が美しく、吊るして飾るだけで空間をおしゃれに演出できる人気の観葉植物です。この記事では、ホヤの基本的な育て方と魅力、長く楽しむためのコツを紹介します。


ホヤとは?つる性植物としての魅力

ホヤの特徴

ホヤは熱帯アジア原産のつる性植物で、多肉質の葉と星形の花が特徴です。葉は厚みがあり、水分を蓄えるため乾燥にも比較的強い種類が多く見られます。

人気の理由

ホヤは丈夫で育てやすく、吊り鉢や壁掛けで飾るとインテリア性も高く人気があります。つるが伸びる姿や個性的な花の形が魅力です。


ホヤの育て方の基本

置き場所と日当たり

明るい半日陰の場所が理想的です。直射日光は葉焼けの原因になるため、レースのカーテン越しの光が当たる場所に置きましょう。

水やりのタイミング

春から秋の成長期は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。冬は休眠期に入るため、水やりを控えめにして乾燥気味に管理します。

温度と湿度の管理

15℃以上の温度を保つのが理想です。寒さに弱いため、冬は室内の暖かい場所に置きましょう。過度な加湿は根腐れの原因になるため注意が必要です。


おすすめのホヤ品種

ホヤ・カルノーサ(Hoya carnosa)

最もポピュラーなホヤ。丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめです。白やピンクの花を咲かせます。

ホヤ・レツーサ(Hoya retusa)

非常に細く線状の葉を多数出し、垂れ下がるような草姿になります。全体として繊細なシルエットを作るのが魅力です。

ホヤ・へウスケリアナ(Hoya heuschkeliana

小ぶりで厚みのある多肉質の葉が特徴の株。中でも斑入り(写真の株)は、葉縁に白〜クリーム色の模様が入り、非常に人気があります。


ホヤを長く楽しむコツ

剪定とつるの整理

伸びすぎたつるは軽くカットして整えます。花芽はつるの節にできるため、剪定しすぎないように注意しましょう。
選定時、白い液体(「植物乳液」または「ラテックス」と呼ばれ、植物が傷ついた時に出てくる自己防衛成分で、細菌の侵入を防いだり、天敵から身を守る役割があります。)が出ますがティッシュ等で拭き取ってあげれば問題ないです。

肥料の与え方

春から夏の生育期に、1ヶ月に1、2回程度の液体肥料を与えるとよく育ちます。冬は肥料を控えます。

植え替え時期と鉢の選び方

1〜2年に一度、根詰まりしてきたら春に植え替えます。通気性の良い素焼き鉢やプラ鉢がおすすめです。


ホヤの増やし方

ホヤは挿し木で簡単に増やせます。節のある部分を5〜10cmほどカットし、水挿しまたは湿らせた用土に挿して発根を待ちます。根が出たら鉢に植え替えましょう。


よくあるトラブルと対策

葉が黄色くなる

水のやりすぎが原因です。土が乾いてから与えるようにしましょう。

つるが伸びない

光量不足の可能性があります。明るい場所に移動させましょう。

害虫対策

カイガラムシやハダニが発生することがあります。見つけたら葉を拭き取り、園芸用殺虫スプレーを使用します。

害虫に関しては下の記事を見てみてください!


おしゃれに飾るホヤの楽しみ方

ハンギングプランターで垂れ下がる姿を楽しんだり、壁掛けプランターやマクラメでナチュラルに飾るのがおすすめです。窓際に吊るすと光を受けてより美しく見えます。


まとめ

ホヤは見た目も可愛く、丈夫で育てやすい人気のつる性観葉植物です。正しい環境と水やりを守れば、初心者でも長く楽しめます。お気に入りの品種を見つけて、植物のある暮らしを楽しんでみましょう。

この記事を書いた人

haru

こんにちは!Plants-info管理人です!
植物育成歴5年。最近は多肉植物やアガベにハマっています。
植物の育て方や魅力について発信していければと思います。