【実測比較】植物育成ライト4種を徹底レビュー!

はじめに:育成ライト、どれが本当にいいの?

植物育成ライトを探していると、たくさん種類があって「結局どれがいいの?」と思う方も多いと思います。
私自身、アガベや観葉植物を育てる中でいろいろ試し、最終的にたどり着いたのが以下の4つです。

  • アマテラス
  • Helios Green LED HG24
  • HASU38
  • KaijuFlair

今回はそれぞれを実際に使って比較した結果を、正直にレビューします。
光の強さ・色味・発熱・使いやすさなど、リアルな使い勝手を中心にまとめました。


この記事でわかること

  • 各ライトの「照度・色味・設置感」の違い
  • どのライトがどんな植物に向いているか
  • おすすめの使い分け方法

🔍 比較一覧表(概要まとめ)

製品名明るさ(30cm距離)消費電力光の色味特徴向いている植物価格
アマテラス約15,000lx20W自然光に近い白高演色・見た目が美しい観葉植物・ホヤ・中光性植物¥14,000
Helios HG24約25,000lx24Wやや白っぽい中光広範囲を照らせる高出力多肉植物・アガベ¥7,480
HASU38約20,000lx18W少し暖色寄りコスパ◎・軽量小型株・初心者¥5,698
怪獣フレア301Evo 150W約30,000~100,000lx150W白熱感のある強光圧倒的光量・本格派アガベ・コーデックス¥29,800

※照度は自宅で30cm距離から照度計で測定した参考値です。


アマテラス:自然光のような美しさ

最初に紹介するのは、育成ライトの定番 「アマテラス」
明るさは中程度ですが、光の質(演色性) が非常に高く、植物の色が自然に見えます。

  • 光はやや柔らかめで、白っぽく自然な印象
  • 見た目が美しく、インテリアとしても成立するデザイン
  • 長時間つけても発熱が少なく安全

メリット

  • 色味が自然で、写真撮影にも最適
  • 小型株の観葉植物にぴったり
  • 光が均一でムラが少ない

デメリット

  • アガベなどの強光性植物にはやや物足りない
  • 照射範囲は広くないため、1灯で複数株は難しい

おすすめ用途

見た目重視・観葉植物向け。フィカス、ホヤ、ポトスなどに最適。


Helios Green LED HG24:多肉・アガベ育成の万能ライト

次に紹介するのは、Helios HG24
「アマテラスだと少し弱い」と感じた方が次に手を伸ばすライトです。

  • 光量が非常に強く、30cm距離で約25,000lx前後
  • 均一な照射で、広範囲に光が届く
  • 反射効率が高く、植物棚でも使いやすい

メリット

  • 高出力でしっかり徒長を防げる
  • 一灯で2〜3株カバー可能
  • 光の色がクセなく、植物の発色を引き出す

デメリット

  • 発熱がやや多め。距離を取りたい(30〜40cm推奨)
  • サイズが大きく、設置に工夫が必要

おすすめ用途

アガベ、ユーフォルビア、パキポディウムなど、日光を好む植物全般。


HASU38:コスパ最強のエントリーモデル

育成ライトを初めて買う人におすすめなのが HASU38
軽くて設置しやすく、コスパが抜群です。

  • 光量は中程度(約20,000lx)だが、照射範囲が広い
  • 軽量で、クリップライトやE26ソケットに簡単装着できる
  • 光の色はやや暖色寄りで、落ち着いた印象

メリット

  • 安価で導入しやすい
  • 明るさも十分で、成長促進にも効果あり
  • 設置が簡単で扱いやすい

デメリット

  • 照度は上位モデルに比べて控えめ
  • 距離を詰めないと十分な光量が得られない

おすすめ用途

小型のホヤ、シダ、セダムなど。初心者やサブライトとして◎


怪獣フレア301Evo 150W:怪獣級のハイパワーライト

そして今回の中で最もパワフルなのが KaijuFlair
名前の通り、怪獣級の光量です。

  • 20cm距離で約30,000~100,000lx
  • 光の立ち上がりが早く、照射直後から眩しいほど明るい
  • アガベ・コーデックスなど強光性植物を育てるには最適

メリット

  • 光量が圧倒的で、株が引き締まる
  • 発色が良く、肉厚な葉を維持できる
  • メインライトとして十分な性能
  • 光量の調節ができるので季節や植物に応じて最適な光量を確保できる

デメリット

  • 発熱が多く、距離や時間の管理が必要
  • 設置環境によっては眩しすぎる
  • 電力消費がやや大きめ

おすすめ用途

アガベ、パキポ、塊根植物。屋内主力ライトにおすすめ。


光の色味比較(実測写真イメージ)

ライト名光の印象色味
アマテラスやや白くナチュラル日中の自然光に近い
Helios Green LED HG24明るい純白色再現性が高い
HASU38少し暖色寄り朝日のような柔らかさ
怪獣フレア301Evo 150W強い白色光日向の直射日光に近い

実際に4灯並べると、アマテラスの色が最も柔らかく、KaijuFlairは「白飛び」するほどの光量。


どのライトを選ぶべき?

使用シーンおすすめライト理由
インテリア・見せる育成アマテラス自然で美しい光
複数のアガベを並べて管理したい怪獣フレア301Evo 150W圧倒的な光量
広範囲を照らしたいHelios Green LED HG24均一な照射と出力
初めての導入・小型株HASU38安くて扱いやすい

まとめ:ライトは「見た目」より「環境で選ぶ」

植物育成ライトは、スペックよりも「環境との相性」が大切です。
私の経験では次のような使い分けが最も安定しました

  • お気に入りの株 → アマテラス
  • 多肉・アガベラック → 怪獣フレア301Evo 150W
  • サブ棚や下段 → HASU38 + Helios Green LED HG24

最強のライトは環境によって変わりますが、
「植物の種類」「距離」「照射時間」を意識すれば、どのライトでもしっかり育ちます。

この記事を書いた人

haru

こんにちは!Plants-info管理人です!
植物育成歴5年。最近は多肉植物やアガベにハマっています。
植物の育て方や魅力について発信していければと思います。