エアプランツ(チランジア)は、土がいらない植物として人気の高いインテリアグリーンです。
吊るしたり、置いたり、壁に飾ったりと、アイデア次第でどんな空間にも馴染みます。
この記事では、初心者でも失敗しない「エアプランツのおしゃれな飾り方」と「育て方の基本」をわかりやすく紹介します。
1. エアプランツってどんな植物

エアプランツは正式には「チランジア属」と呼ばれる植物で、中南米の乾燥地帯や森林に自生しています。
木の枝や岩に根を張らずに着生し、葉から空気中の水分を吸収して生きるのが特徴です。
つまり、土も鉢もいらない手軽さが魅力。
その見た目と育てやすさから、観葉植物の中でも特に人気の高い種類です。
2. おしゃれな飾り方アイデア5選
ガラスボールに入れる

透明のガラスボールにエアプランツを入れるだけで、一気にナチュラルな雰囲気に。
玄関や窓辺に飾ると、光を受けて爽やかさがアップします。
ポイント:底に石や流木、ドライモスを敷くと、見た目が整います。
木の流木やコルクに固定する
自然素材との相性が抜群。
流木やコルクにワイヤーや麻紐で固定して飾ると、ナチュラルインテリアにぴったりです。
壁に立てかけるだけでもおしゃれ。
水やり時に外せるように、軽く固定するのがおすすめです。
ワイヤーハンガーやフックで吊るす

吊るすことで立体的なディスプレイに。
数種類のエアプランツを組み合わせて高さを変えると、グリーンの陰影が楽しめます。
ナチュラル素材のハンガーや、真鍮フックを使うと大人っぽい印象に。
シェルや陶器皿に並べる
小さめのチランジアは、皿やトレーに並べるだけでも可愛いインテリアに。
デスクや棚の上に置くだけで、さりげない癒し空間を演出できます。
お皿は通気性の良い素材を選び、風通しの良い場所に置くこと。
壁掛けフレームにアレンジ

ワイヤーネットや木製フレームにモスを貼り付け、そこにエアプランツを差し込むだけでおしゃれな壁飾りに。
縦の空間を使えるので、狭い部屋にもおすすめです。
3. エアプランツの基本の育て方
光
明るい日陰が理想。直射日光は葉焼けの原因になるので、レースのカーテン越しの光がベスト。
水やり
週に2〜3回、霧吹きで全体に水をかけます。
乾燥が激しい時期やエアコンを使う部屋では、回数を増やしてあげましょう。
ワンポイント:
月に1回程度、バケツに水を張って2〜3時間ほど浸ける「ソーキング」をすると元気になります。
その後は必ずしっかり乾かすこと!(風通しが悪いと腐る原因になります)
風通し
エアプランツにとって風は生命線。
湿気がこもると枯れるため、扇風機の微風や換気で風を感じられる場所に置きましょう。
温度
15〜30℃前後が理想。寒さには弱いため、冬は室内で管理します。
4. よくある失敗と対策
| よくあるトラブル | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 葉が茶色くなる | 乾燥しすぎ | 霧吹き回数を増やす |
| 根元が黒くなる | 水のあげすぎ・通気不足 | 水やり後は風通しを良くする |
| 全体がしわしわ | 水分不足 | ソーキングを行う |
5. おしゃれに楽しむコツ
- 種類ごとに色や形の違いを組み合わせる
- フェイクグリーンとミックスして飾ると統一感アップ
- 照明(間接照明・LED)を当てると雰囲気がぐっと良くなる
まとめ|“空気をまとう植物”で日常に癒しを
エアプランツは、飾るだけで部屋をおしゃれにしてくれるうえ、
管理も簡単な“理想のインテリアグリーン”です。
空気のように軽やかで自由な姿は、見ているだけで癒しをくれます。
お気に入りの飾り方を見つけて、あなたの空間に小さな自然を取り入れてみましょう。