Monstera obliqua Miq.(図鑑)

Monstera obliqua Miq.
モンステラ オブリクア ペルー

 モンステラ・オブリクアは、モンステラ属の中でも特に葉が極薄で穴が大きい種類です。
その中でも “ペルー(Peru)フォーム” は、穴の割合が最も大きく、葉面積の8割以上が空洞になることで知られています。
 葉はまるでレースやレースペーパーのように繊細。葉質は非常に薄く、風でも揺れるほどです。
また、葉の縁は波打ち、独特の立体感を持っています。

 ※他のモンステラ(例:アダンソニー)と混同されやすいですが、
オブリクアは葉が極薄で光沢が弱く、節間が短いのが見分けポイントです。
おすすめ度
5
育てやすさ
6
  • 科・属名
    サトイモ科(Araceae)モンステラ属(Monstera)
  • 名前の由来
    obliqua」はラテン語で「斜め」「歪んだ」という意味。
    Peru” は産地名であり、正式な学名には含まれないようですが、園芸上の表記として定着しています。
  • 生育タイプ
    春〜秋型
  • 原産
    南米(ペルー、コロンビア、ボリビアなど)

  • 半日陰から明るい日陰を好む。直射日光は葉焼けの原因になるので避ける
    暗室内窓辺でもOK
  • 水やり
    常に湿度を保ちつつ、根が蒸れないように管理
    乾燥すると葉が縮れ、根が弱るため注意
  • 用土
    通気性の高いアロイド用ブレンド(バーク+ミズゴケ+パーライトなど)。
    もしくは普通の観葉植物用の土でも問題ない。
  • 肥料
    春〜秋に液肥を2〜3週間に1回程度
    冬はほとんど不要
  • 耐暑性
    普通(25〜30℃が適温)
  • 耐寒性
    弱い(10℃以上を保つ)