10月も終わりが近づいてきましたね。気温も夜は15℃を下回る日が出てきてアガベを室内に入れようか迷ってくる時期だと思います。そこで、今回はアガベの冬の管理方法についてお話ししていこうと思います。ぜひ興味のある方は見ていっていただけると嬉しいです。
アガベはいつ室内に入れればいい?種類ごとに解説!
まずアガベと言ってもたくさんの種類があり、育て方や耐寒温度なども異なります。
チタノタ系
- 分類 キジカクシ科(クサスギカズラ科) リュウゼツラン属
- 自生地 メキシコ、北アメリカなど
- 耐寒温度 0℃
- 生育期 春秋型
- 増やし方 株分け、胴切り、種
チタノタ系はアガベの中ではあまり耐寒性がない方に分類されます。耐寒温度0℃と書いていますが、ダメージを出したくない場合は最低気温が10℃を下回るようになってきたら室内へと入れてあげるといいでしょう。大株になってくると屋外で冬越しできる場合もありますがかなり下葉等にダメージが出てしまい、生育に悪影響が出るのでおすすめはできません。
パリー系
- 分類 キジカクシ科(クサスギカズラ科) リュウゼツラン属
- 自生地 北アメリカ
- 耐寒温度 −8℃〜−17℃
- 生育期 春秋型
- 増やし方 株分け、胴切り、種子、縦割りなど
パリー系は非常に耐寒性に優れているためドライガーデンでもよく使われる品種です。耐寒温度は最大-17℃程度までは耐えるとされていますが綺麗に保てるわけではありません。ですが日本でここまでの気温になることはないので心配はないでしょう。パリーは雪が被っても大丈夫ですが葉っぱにダメージ等が出てしまう可能性がありますので心配な場合は雪は払ってあげるかビニール等を被せてあげると安心です。
オバティフォリア
- 分類 キジカクシ科(クサスギカズラ科) リュウゼツラン属
- 自生地 メキシコ
- 耐寒温度 −15℃
- 生育期 春秋型
- 増やし方 株分け、胴切り、種子、縦割りなど
ドライガーデンでよく使われる代表種でもあるオバティフォリア。非常に耐寒性に優れていて雪にも耐えてくれます。こちらは発根管理中やかなり小さい子株などを除いて屋外で冬越しできる品種です。
屋内での管理方法はどうすればいい?
屋外のアガベを屋内で冬越しする場合の管理方法ですが、一番のおすすめは植物育成ライトを当ててあげて徒長しないように管理する方法がいちばんいいです。ただ、ライトがない場合はできるだけ日の当たる場所においてあげて徒長させないように管理してあげると形を崩さずに春を迎えられると思います。
冬は室内でも成長が鈍くなりますので、水やりはかなり控えめで大丈夫です。植物育成ライトを当てる場合は1週間に1度程度、ライトなしの場合は1ヶ月に1回程度に抑えてあげましょう。
植物育成ライトのおすすめはこちらにまとめてありますのでぜひご覧ください!
まとめ
今回はそれぞれの種類ごとの冬の管理方法についてまとめてみました。屋外でも大丈夫な品種が多いですが、個人的にはダメージを出したくないお気に入りの株などは室内にスペースがあるなら入れてしまった方が安心かなと思いました。また、室内へ入れる場合はLEDで管理したりほぼ断水で管理したりと徒長させない環境づくりが重要になってきます。