
Agave titanota ‘Filigree’
アガベ チタノタ フィリグリー(圓葉拇指)
フィリグリーは、チタノタ(Agave titanota)の選抜品種として流通しているアガベです。中国で選抜されたといわれ、「圓葉拇指」の名でも出回っています。ただし由来ははっきりしておらず、チタノタの交配種や、近縁のホリダ(A. horrida)の系統とする見方もあります。
葉は幅広で丸みを帯び、先端は短く詰まって鋭い棘(スパイン)が付きます。拇指(親指)の名前の通りコンパクトに育つので、省スペースで育てられるのも人気の理由です。
フィリグリーの中には、「デビル」と呼ばれる綴化(てっか)株も存在しています。綴化とは、本来1点である生長点が傷などをきっかけに帯状に広がり、独特の形に育つ現象です。
葉は幅広で丸みを帯び、先端は短く詰まって鋭い棘(スパイン)が付きます。拇指(親指)の名前の通りコンパクトに育つので、省スペースで育てられるのも人気の理由です。
フィリグリーの中には、「デビル」と呼ばれる綴化(てっか)株も存在しています。綴化とは、本来1点である生長点が傷などをきっかけに帯状に広がり、独特の形に育つ現象です。
- 科・属名
キジカクシ科(クサスギカズラ科)リュウゼツラン亜科
リュウゼツラン属(Agave) - 原産地
園芸選抜株(中国で選抜されたといわれるが、由来ははっきりしていない) - チタノタについて
原種のチタノタはメキシコ・オアハカ州の石灰岩の岩場に自生する(Gentry, 1982)。国内で「チタノタ」として流通する株の多くは、オアハカの別産地で採集された FO-076 系統の流れをくむとされ、この系統は2019年に別種 Agave oteroi として記載された(分類はいまも議論が続いている)。 - 特徴
幅広で丸みを帯びた葉。コンパクトに育ち、成長速度はやや遅め。 - 生育タイプ
春秋型 - 日当たり
日光が大好き。できるだけ日光の当たる場所(屋上やベランダなど)で管理する。光が足りないと葉が間延びして、鋸歯の迫力も落ちる。
室内の場合、植物育成ライトは必須。(室内で育てるポイント) - 水やり
土が完全に乾き切ったタイミングでたっぷりと。冬は回数を減らし、乾かし気味に管理する。 - 用土・肥料
水はけのよい多肉植物用土。赤玉土・軽石・鹿沼土など粒の硬い用土を中心に、くん炭やパーライトを合わせて配合する。
肥料は植え替え時に緩効性肥料(マグアンプなど)を少量混ぜる程度で十分。多いと間延びした姿になりやすい。(アガベの土の配合) - 増やし方
脇から出る子株を外して増やす。もしくは胴切り、縦割り等で増やす。(胴切りのやり方) - 耐暑性
強い。ただし高温多湿の蒸れには注意し、夏は風通しのよい場所で管理する。 - 耐寒性
やや弱い。乾かし気味なら-3℃前後まで耐えるとされるが、霜や凍結で傷みやすい。最低気温が5℃を下回る頃からは室内で管理すると安心。(アガベの冬の管理) - 開花
数十年に一度、長い花茎を伸ばして咲く。開花・結実した株はその後枯れる(一回結実性)ため、子株で世代をつなぐ。 - 害虫
カイガラムシ・アザミウマのほか、成長点を傷めるアガベマイト(フシダニの仲間)に注意。(害虫対策まとめ)