アガベは、アメリカ南部、メキシコなど中央アメリカ、南アメリカ大陸を中心に分布している植物です。直射日光もあたり、寒暖差が激しい地域で生き抜いているアガベは非常に強い植物です。最近はアガベの人気も高まってきていてショップなどもたくさん出てきています。
そんなアガベの特徴や育て方のポイントについて分かりやすく解説します。初めてアガベを育てる方や、アガベについて興味を持っている方はぜひ参考にしてください。
アガベとは

アガベはアメリカ南部、メキシコなど中央アメリカ、南アメリカ大陸を中心に分布している植物で乾燥にとても強い植物です。また、アガベはテキーラの原料にもなっているのでお酒が好きな方にとっても意外と馴染み深い植物です。
基本的な育て方
置き場所
基本的には年間を通して屋外のよく日が当たる場所が適しています。ただ冬は、種類によっては凍ってしまってダメになる種類もあるので5℃を下回ってくる前にお気に入りの株や耐寒性の低いアガベは室内に移動させておくのがおすすめです。
パリー:−29°
チタノタ:−4°
ユタエンシス:−18°
オバティフォリア:−15°
代表的な種類の耐寒温度になります。あくまで参考なのでご注意ください。
風通しについて
アガベに限らずに植物を育てる際に重要にな要素が風通しです。風が全く当たらないと、病気になりやすくなったり徒長の原因になってしまいます。普通の観葉植物はサーキュレーターを壁などに当ててその跳ね返ってきた優しい風をあててあげます。
アガベは非常に強い植物ですので、弱風程度の風でしたら直接当てても問題ありません。徒長を抑制したいのと土を早く乾かしたいので私は直接弱の風量でサーキュレーターをあてています。風を当てることによりストレス感じさせアガベが縦に徒長してしまうのを防ぐことができます。
水やり
基本は乾燥している場所に自生しているので水やりは控えめで大丈夫です。
成長期の春と秋は鉢の中が完全に乾き切ってからたっぷりと水やりをしてください。夏と冬は休眠期に入るので水は控えめにしてください。
また、子株のうちは早く成長させるために腰水で管理(夏は根腐れ注意!)したり、大株は締めて育てるためにあえて水やりの頻度を長くしたりして好みの形にすることができるので慣れてきたら挑戦してみてください!
温度管理
アガベは春と秋が成長期で温度は20℃〜30℃がいいと言われています。なので冬や夏は休眠気になり成長が鈍くなります。
年間を通して成長させたいという方は、室内での管理をお勧めします。基本的に人間が心地よく過ごせる温度でしたらアガベも問題なく成長してくれますので、室内でしたら年間を休眠期等を気にせず育てることができます。
屋外で管理する場合、注意するべき季節は梅雨と夏、そして冬の期間です。梅雨はジメジメして温度もそこそこあるため鉢の内部が蒸れてしまい株がダメになってしまう恐れがあります。夏は水を上げた後に気温が上昇することで同じく蒸れて枯れてしまう可能性があります。また冬は、寒さによる例外に注意が必要です。(体感温度に関しては最初の方で書いた置き場所を参考にしてください)
植え替え
植え替えは基本的には1〜2年ごとに行うといいでしょう。また、成長が鈍ってきたり、土の表面から根が出てきたら根詰まりの可能性があるので植え替えしてあげましょう。植え替えはひと回り大きい鉢に古い根などを整理してあげてから植えるといいでしょう。
まとめ
今回は、アガベの基本的な育て方についてまとめました。
- 水やり
- 置き場所
- 温度
この3つを意識して元気なアガベを育ててみてください!